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第32回化学安全講習会


主催  日本化学会 近畿支部
協賛 日本化学会 環境・安全推進委員会(依頼中)・安全工学会(依頼中)・近畿化学協会・大阪工研協会(依頼中)・触媒学会(依頼中)・化学工学会関西支部・日本分析化学会近畿支部・有機合成化学協会関西支部

 化学物質はあらゆる産業分野において非常に重要で不可欠なものですが、その性質を理解せず取扱いを誤ると発火や爆発、中毒などの事故に繋ります。また、化学物質の環境への影響も極めて重要な問題であり、法令による規制も頻繁に改正されています。このような観点から、日本化学会近畿支部では化学物質への理解を深め、研究所や工場などの安全性を高め、地球環境を守るために、危険・有害性化学物質の基礎知識や規制基準、災害例や中毒症例からみた事故防止対策、企業での安全活動の実例など現場に即した化学安全に関する講習会を企画しております。
 本年度は、化学物質の発火・爆発に関する危険性、化学系企業の安全管理担当者による安全管理活動、化学プラントにおけるリスクアセスメントの現状と課題、高圧ガスの危険性把握と安全な取扱い、大学と企業の安全管理に関する講義に加えて、実験室・作業場の事故、また静電気に起因する様々な事故を防止する、模擬実験を含む安全対策講演も予定しております。化学安全に関する知識の習得と理解、そして意識の向上をはかる上で非常に役立つ内容になっておりますので、安全についての新規教育や再教育の一環として、是非ご参加ください。

日時  2026年5月7日(木)-8日(金)
会場 大阪科学技術センター
7階700号室(5月7日)、8階大ホール(5月8日)
(大阪市西区靭本町1丁目8番4号・電話 06-6443-5324)
交通 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車、25番・28番出口を北へ約5分、
または同御堂筋線「本町」駅下車、6番出口を西北へ約10分。(うつぼ公園北詰)


(演題題目及び講師)

第1日(5月7日)  

1.化学物質の発火・爆発危険性について(10:00-11:30)

株式会社グリーン・パイロラント 代表取締役社長 松永 猛裕 氏

化学物質は発火・爆発する危険性があり、重大な事故原因になります。このため、なぜ発火・爆発が起こるか、どんな化学物質・反応に注意する必要があるか、事故を未然に防ぐにはどうしたら良いかを知識として持っている必要があります。今回はこうした問題について動画など具体例を交えながら、わかりやすくご紹介させていただきます。

2.化学防護手袋の選定および評価について(12:30-13:10)

株式会社日本触媒 姫路製造所 環境安全部 環境安全課 主任部員 右田 雄作 氏

化学物質による皮膚障害等の防止のためには、適切な化学防護手袋を選定することが必要だが、化学工場で取り扱う化学物質は多種多様であり、対象物質に関する化学防護手袋の耐透過性能データが不足していることが、手袋の選定や使用方法を検討する上で課題となっていました。そこで、事業所において化学防護手袋の耐透過性能の簡易的な評価方法の確立を検討しており、今回はその試行錯誤の進展や得られた知見についてご紹介させて頂きます。

3.化学プラントにおけるリスクアセスメントの現状と課題(13:20-14:50)

一般社団法人京葉人材育成会 名誉会長、東京大学 工学系研究科 非常勤講師 中村 昌允 氏

 リスクアセスメント(RA)は安全管理の要といわれているが、機能しているといえるのだろうか?重大事故は、ほとんどが設備の増設・更新や製造条件変更時の安全性評価や変更管理の不備に起因している。重大事故におけるRAのどこに課題があったのかを、人材育成、リスク評価方法の観点で考えてみたい。一方、変更管理において現状と同等(RIK:Replacement in Kind)と評価された更新配管で事故が起きた。これらの課題に対応するために、RAにおけるPDCAのCheckを強化することによって、安全を担保することを提言したい。新たな技術開発では特に重要になる。

4.高圧ガス事故例、ヒューマンエラーの実体験とその防止と重大災害を防ぐために(15:00-16:30)

兵庫県高圧ガス保安協会 派遣講師 紙田 章義 氏

 兵庫県高圧ガス保安協会では、会員事業所に無料で保安防災教育として各社の希望テーマで1時間前後の講習を行なっています。派遣講習の概要と講習の一例として、ご紹介させて頂きます。 今回は、高圧ガス保安協会のHPの事故事例の紹介と人は間違うというヒューマンエラーの実体験とその防止を紹介させて頂くとともに元ダイセル安全環境部27年の経験を元に無事故を目指すための基本的な考え方や無災害に近付くための安全の8つのワンポイント等の安全に関する個人的な思いをお話しさせて頂き、無事故について考えてみたい。

第2日(5月8日)

5.事故事例から考える実験室・作業場の安全管理(10:00-11:30)

大阪大学安全衛生管理部 環境安全化学研究室 教授 山本  仁 氏

研究開発の現場である実験室や作業場は、新たな価値を創造する場であり、そのために試行錯誤が繰り返されるという特徴があります。そのような場の安全管理は、工場などのように定常的な作業が行われる場とは異なるアプローチが必須であることは間違いありません。研究開発に携わる人のアクティビティを保ちながら、彼らの安全と健康を担保するためには何が重要か、大学の実験室で収集した事故事例をもとにお話をさせていただきます。

6.実験室・作業場における化学物質のリスクアセスメント(12:30-14:00)

大阪大学安全衛生管理部 環境安全化学研究室 教授 山本  仁 氏

実験室や作業場は、試行錯誤が基本となる作業であることから、一定の化学物質を定常的に大量に扱う生産現場とは異なり、少量・多品種・非定常の作業が行われるという特徴があります。そのような場でのリスク評価は、定常的な作業による長期暴露の評価だけでなく、実験作業ごとの危険性評価や作業の組み合わせ等まで考慮する必要があります。そこで、各大学で行われている取組事例を交えながら、実験室におけるリスク評価のポイントについてお話をさせていただきます。

7.実験で解説する静電気による火災・爆発を防止するための安全対策(14:30-16:30)

株式会社SL経営 取締役 蒲池 正之介 氏

 静電気の放電が関与したと思われる火災・爆発発生の原因を調べると、それらの多くに共通する静電気放電発生のメカニズムが浮かび上がります。本講演では、静電気災害事例を基に自ら開発した静電気安全教育用教材を用いて事例の再現模擬実験を交え静電気現象を解説し、静電気安全対策のポイントをお話しさせていただきます。

参加申し込みを頂く方へ

  • 発熱等の症状がある方はご参加をお控えください。
  • 会場内での飲食は禁止させていただきます。



申込期間 2026年3月1日(日)~4月16日(木) 定 員 60名
参 加 費 テキスト代・ 消費税(10%)を含む
主催・協賛団体会員 32,000円、大学官公庁所属 20,000円、
学生 8,000円、非会員 42,000円
申込方法 HP( https://kinki.chemistry.or.jp/eventform/view.php?id=14180 )よりお申込の上、参加費を送金して下さい。
  • 参加費は、3月1日以降に、銀行振込[三井住友銀行 神保町支店 普通預金 No.2267787・公益社団法人日本化学会近畿支部]にて送金ください。振込手数料はご負担ください。
    振込手数料はご負担くださいますようお願い申し上げます。
  • 主催・協賛団体の会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者個人が非会員でも会員並参加費で取扱います。
  • 申込締切日までにキャンセルのご連絡がない場合、参加費はお返し致しません。
  • 申込者には参加証を送付します。
問合先 〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6階)
日 本 化 学 会 近 畿 支 部
Tel:06-6441-5531, Fax:06-6443-6685,
E-mail: csjevent@kinki.chemistry.or.jp